元銀行員が教える!男性の実印定番No.1はこれ

  • 車と家をローンで買うことになったから実印を作りたい
  • 銀行印と共通だから新たに作りたい
  • サイズが小さすぎることが分かった
  • 男は大きい方が恥ずかしくない?
  • お金はかけるべき?安く作るべき?

銀行員で住宅ローン担当をしていると、やはり圧倒的に男性の実印を拝見することになります。

最近では女性が不動産名義人になることがとても増えたので、女性の実印作成についてご相談をいただくこともありました(女性の実印No.1はこれでした!)。

今回は比較的、作成するときに悩みがない?男性の実印についてです。

男はみんな自分の実印を持っているものなの?

住宅ローンを夫婦ペアローンなどで組む際に、旦那さんの実印はあるけど奥さんのがない、というパターンはよくあります。それをきっかけに初めて実印を作る女性は多いです。

ただ男性の場合は、

  • 車を買うときに作った
  • 親が登録してくれていた
  • 社会人になったときに3点セット(よくある認印・銀行印・実印がセットになったもの)を購入した
  • 何となく登録しておいた

という人が女性より多いようです。

だから、女性より男性の方が実印を持っている確率は高いと思います。しかし、だからといって実印を持っていない男性が変か?というと全くありません。

最近はセキュリティ意識が高い人も多く、実印はあえて作らない、本当に必要になったときだけ作ればいいとしている人もいます。昔と違い、今はネットで簡単にそれなりの印鑑が作れるからです。注文して翌日~3日くらいで手元に届くので、急ぎのときでもまあ困ることはないでしょうね。

男性の実印は小さいと恥ずかしい?

印鑑業界で昔から言われているのが、男性の印鑑は女性より一回り大きいものにする…というお話。

これは決まりではありませんが、一般的にこの基準で作られていることが多いです。

夫婦の場合、だいたい旦那さんのほうが大きいです。でも逆のケースもかなりあります。

奥さんがパット見で読めない字体で18mm。旦那さんが12mmほどの普通の認印みたいなケースもあります。一見男女が逆のようにも思えますが、別にこれで恥ずかしいなんてことにはなりません。

それは私が仕事で印鑑を見慣れているからでしょう?と言わればそうかもしれません。しかし、実印を人に見せる機会がどれほどあるのか?と考えた場合、滅多にないですし、見せる相手もおそらく一期一会でビジネスライクなお付き合いにとどまりますよね。だとすると、その一瞬のために、男として実印のサイズがどうこうとこだわるのはあまり意味が無いような気もします。

ただ、不動産を購入する際は、かなり実印を押すことになります。その際に小さすぎるサイズより、そこそこ大きい方が押しやすいというのはあります。何回も押すとなると、細すぎる印鑑はグキッと倒れてしまうこともあります。

また、大きな買い物をするという決断のときに、小さすぎたかな?という余計な気持ちが邪魔をしてしまうこともあります。縁起物ということもありますので、少しでも気になるなら実印を作り直すのもいいと思います。作り直しても3,000円ほどから作れる時代なので、人生の一つの起点として購入するのもいいでしょうね。

男性でも13.5mmあれば十分のサイズです。しかし注意


Inkans.comより

この表は実印の一般的男女サイズを示したものです。

これを見ると男性は16.5mmがちょうど真ん中でベターな感じがしますよね。確かにこのサイズは多いです。どっしりして見えますし、押しやすさも安定しています。実印らしいサイズなので人気なのが分かります。

ただ、13.5mmは女性サイズかというと全く違います。

いろいろ他人様の実印を見てきていますが、13.5mmの男性実印は思っているより多いです。

ただし、このサイズの場合は名字だけ掘られているケースがほとんどです。フルネームになるとちょっと狭く、文字が窮屈な感じを受けます。印鑑の外観が男らしいかどうかという前に、ちょっと文字が細くて窮屈な感じが、どちらかというと繊細さをイメージさせますね。私は、男か女かという点を気にするなら、外観サイズより印影のほうが気になりますね。

素材は安物でもO.K.?

女性の場合、実印はサイズを気にする人が多くても素材に関しては言うほどです。

逆に男性は素材に関心を持たれる方が多いようです。これは男性の方がスペックや機能などを気にしやすいことと、より所有欲、収集欲が強いからでしょう。

あくまで私の感覚ですが、男性の方が黒い素材を好まれる方が多いように思います。女性だから黒より木の自然な色のほうが柔らかくて好き、という理由で差が出ているかもしれません。黒色はやはり男性っぽいイメージが多少ありますからね。

黒毛水牛

価格帯:4,000円~

黒い印鑑と言えばこれですね。男性の実印ではよく見る素材です。

また会社経営者の、会社実印にもよく用いられる素材です。

見た目的に厳かな感じがするため、いかにも実印という感じがします。男性らしい感じもしますが、女性でももちろん使っている人はいます。ただ男性の方が多いですね。

黒水牛には染加工をしたものと、天然無垢のものがあります。違いは見た目だけで、天然黒水牛だから普通の黒水牛の素材が天然ではないということではありません。天然黒水牛は、黒色に自然なムラ模様があります。完全にブラック一色がいいなら普通の黒水牛を選択しましょう。

黒彩樺(玄武)

価格帯:4,500円~

黒い印鑑で最近増えているのがこちらです。主にネット通販で売れている素材です。

樺の木を使用した合板。つまり天然木そのものを削り出した部材ではありません。

こう書くと劣る印象がありますが、値段的には黒水牛より少し高価です。というのは、木というのはそのままだと弱いケースがほとんど。実際には高圧圧縮したほうが頑丈になり、実印として求められる欠けにくさも上昇します。

黒水牛は海外の素材を使いますが、黒彩樺(玄武)は北海道の木材を使うなど国産素材。また木を無駄にしない、水牛という動物性材料でないというエコな点を好まれてこちらを選ばれる方も増えています。

ブラックチタン(ブラスト処理)

価格帯:15,000円~

日本純チタンにNASAの超硬質皮膜でコーティングした男心をくすぐる逸品。

ただ無駄に渋いだけの部材ではなく、銀色の一般的なチタンより傷がつきづらく、より長くこの状態で保持できます。

長年の保管だと、木材ではどうしても欠けが生じます。しかしチタンならその心配も限りなく減ります。

男性は自分の息子に実印を受け渡す人も多いですね。私の父もそうでした。ただ木材だと劣化が目立つため、そういった親子の絆的なことがやりづらいです。このようなことも視野に入れるならチタン印鑑。さらに男らしいブラックチタンは非常に魅力的でしょう。

印影は読みにくいフルネームのほうがかっこいい?

銀行印に比べて悩むのが実印の印影。

これはまずサイズによって決めるのが良いかと思います。

16.5mm以上の大きめサイズならフルネームでも字が細くならず、ガシッとした男らしい印影になります。

逆に13.5mmなど細めになると、字が小さくなり線も細くなりがち。弱いというより繊細な印象を受けることになるので、この場合は名字だけにするのが個人的には好きですね。

字体は難しいタイプが主流

字体は実印だから明朝体のような読める字体ではダメ!ということはありません。そういう字体の人も多いです。


Incans.comより

上記は個人の実印で選択される字体です。星が多いほどよく選ばれているということ。

ご覧のように古印体も選ばれており、パット見で読める字体で実印も作られます。ただ、銀行の現場では印相体のような難しいタイプが圧倒的に目立ちましたね。

逆に名字だけ、下の名前だけというケースなら古印体のように読める字体が多くなります。2文字で難しい字体だと線の詰まり具合がちょっとスカスカになるからではないでしょうか。

フルネームが多いが決して決まりではない

男性の実印の場合、女性と違って結婚で名字が変わるケースが少ないですよね。だからフルネームで作成する人が多いです。

実印=フルネーム

というイメージもあり、さらに銀行印が名字だけというケースが多いため、それと区別するためという目的もあります。

ですが決してフルネームじゃないとダメということはありません。

極端な話ですが、外国人の方も実印を作るケースが増えています。その際に中国や韓国以外の人はカタカナになりますよね。

となると外国の人のフルネームってやたら文字数が多いのでフルネームじゃ作れないことに。となるとシンプルに2文字のカタカナの実印ができあがります。

ベトナム人ではグエンという名前がめちゃくちゃ多いので、ベトナムの人が住宅ローンを組むとほぼ決まって印影は「グエン」でしたね。

ただ、日本人が実印を新たに作る際は、特に男性はフルネームということが目立ちます。比較的大きめサイズで印影に余裕があり、なおかつわざわざ作るのだから、フルネームで自分の印鑑!という感じを出したくなるのは自然なことなのではないでしょうか。

男は実印に金をかけるべき?節約しても恥ずかしくない?

実印というと重い印象があるため、安物で済ませると何か恥ずかしいような、もう少しお金をかけたほうがいいような…

とちょっと悩む人もいるようです。

ですが、最初に書いたように、実印を人前でつくケースなんて人生でごくわずか。他人の目を気にしても一銭の得にもなりません。

個人情報もあるのでボカして説明しますが、銀行時代にこのような方がこられました。

服装はいかにもロック!といった感じで、黒一色の革ジャケット。シルバーアクセサリーなど金属がそこら中に。そして帽子も決めてちょいワルを超えたちょいワルおやじ。一方奥さんは和服美人のような色白タイプ。

「それぞれお二人の実印をお願い致します」

といって出てきたのは、重いチタンの太い実印。それに普通の柘の細い印鑑。

てっきり大きなチタンが旦那さんで、柘の細いのが奥さんかと思いきや…実はこれが逆だったんですよね。

それで私がどう思ったか?というと、なんか逆にありだなと(笑)

というのは、実印というもので個性を出す人なんてあまりいません。だいたいみなさん似たようなものをお持ちです。男は大きい、女は小さいといった基準が多いです。

でもこのご夫婦のように、見た目と所有している実印が違ったからと言って、それが恥ずかしいかどうかなんて全く微塵も感じません。むしろ個性を感じて良く思えたくらいです。

あくまで大事なのは、実印が必要とされる契約です。そっちがメインなので、そのために自分が気持ちよく安心して押せる印鑑であれば、問題ありません。

基本的に、特にクレームも何も出ていないネット通販で、実印として販売されている素材で作れば何の問題もないと思っておけばいいですよ。

でも安物ってバレない?

印鑑をある程度触っている人間なら、良し悪しはともかく、ああ安い部材だな、というのは分かります。

これは高級な印鑑も触っているため、比較対象を知っているからです。逆にほとんど印鑑を見ていない、触っていない一般の人だと、パット見、実際に押してみて安物か高級かというのはそんなに分からないと思います。

ただ、安物ほど軽い感じがするのは分かるでしょうね。柘は安くていい素材ですが、重量感がほとんどありません。そのため、水牛のいいやつや、チタンの金属などに比べるとチープ感が出るのは仕方がありませんね。

印影ではそんなに差が出ないので、やはり持った時の違いでしょうか。重量があるほうが押しやすいという実用性もありますね。

男性の実印で無難な組み合わせは?

サイズ

16.5~18mmくらいが使いやすいでしょう。個人的には16.5mmもあれば十分なサイズで使いやすさも高いと思います。

さらに大きなサイズをお使いの人もおられますが、書類上でかなり目立ってしまうほど大きくバランスが悪いように思えます。書類によっては押すスペースからはみ出してしまうことも。

字体

いわゆるちょっと読みづらい字体がメジャー。いかにも重要な印鑑っぽく見えますしね。

素材

黒い素材が男らしいというわけでもありません。柘のような木の色も綺麗ですよね。チタンなどもありますし、所有欲があるならそれも検討候補。

とにかく長く、変わらぬものということならチタン系ですね。

価格帯

地べたのお店だと1万円以上するのが当たり前ですが、ネット通販だと3,000円くらいからあります。

ネット通販だから粗悪品ということはなく、やっていることは地べたの印鑑店と同じです。地べたの印鑑店では、完全手彫などもはや芸術作品を依頼できるという点がネット通販にはないメリット。もちろん値段が張ります。

実印だからとそこまでお金をかける人もいますが、一般人が使うレベルならネット通販で十分。安さを活かして、通常よりいい素材で作ったほうが実用性も高いです。

男性の実印作成に私がおすすめするショップとその理由

年配の方は違う人も多いですが、最近住宅ローンを組まれるような若い方は、ネット通販で実印を作ったという方が多いです。

中には近所のお店で3万円以上かけたという男性もいました。その後、それと似たような質感の実印をお持ちの方がおられたので、かなり高級じゃないですか?とお聞きしたら、笑いながら「ネットですよ。5,000円くらいじゃないですか」とのこと。

細かい違いが分かる感性が私にはないからでしょうが、これならネット通販で十分じゃないか?と思いましたね。ただネット通販にはない思い入れがあるというのは価格には変えられない価値があります。ネット通販にするかはその点が重要ではないでしょうか。

しかし、ネット通販の印鑑にもかなりピンキリがあります。少なくとも印影の微調整に対応しているお店がいいですね。完全な機械彫りだと同じ実印ができてしまいます。通常はそこから人が手を入れて印影を変えます。

いいネット通販のお店は、注文前に印影の微調整を指示できます。一応実印なので心配という人にも答えてくれるショップが安心です。

はんこプレミアム株式会社 Inkans.com

実印らしい実印がリーズナブルに

印影の事前確認サービスがあります。ネット通販で不安な印影のセキュリティ面でもばっちり。そもそも、手仕上げで違う印影に仕上げるので再注文しても全く同じ印鑑が手に入らないシステム。実印注文にはうってつけです。

人気どころは黒毛水牛。そして男性にはチタンもちょこちょこ出ています。迷ったらこのどちらか。とにかく何でもいいのなら、ここの黒毛水牛にしておけば高級感も間違いなしです。

サイトを見れば分かりますが、数分おきに注文が入っており、利用者が多いことが分かります。

納期 通常は翌日発送、+300円で最短即日お急ぎ発送
送料 全国一律540円、5400円以上無料

株式会社ハンコヤドットコム

素材が豊富で個性を出しやすい

こちらも印影確認と修正が可能だから安心。

Inkans.comより若干割高な傾向ですが、素材種類が豊富で自分だけの印鑑を作りやすいメリットがあります。

せっかくの実印だからこだわって作りたい!という人は一度覗いておくべき。

納期 通常は翌日発送、+54円で最短即日お急ぎ発送
送料 全国一律540円、5400円以上無料